2017年 01月 03日
今年のお節 2017
今年のお節は、こんなふうにできあがりました。
毎年、いろんな工夫をしてそれなりのお節を作るのが楽しみなのです。
まずは黒豆を煮て、それから昆布巻きを作り…
今回は暮れの28日から作り始めましたよ。
一段目は、昆布巻き、菊華蕪、伊達巻、スモークサーモン。
菊華蕪の上には今年はいくらを乗せました。
去年はランプフィッシュの卵でした。いくらの朱の色の方がやはり落ち着きます。
伊達巻は始めて作りました。なかなかでしょ。^^
スモークサーモンは、出来合いのものをくるくるっと巻いて入れました。
ディルとレモンでマリネしてあるものでおいしかったです。
2段目は、黒豆、紅白なます、煮物、アーティーチョーク。
黒豆は薄味で、お汁もたっぷりできるようにしました。
このお汁は喉にもいいし、おいしいのです。
煮物はこんにゃくの代わりに乾燥しらたき、絹さやが欲しいところでしたが
煮物はこんにゃくの代わりに乾燥しらたき、絹さやが欲しいところでしたが
この時季はこちらの八百屋さんでは売られてないので
冷凍しておいた畑のインゲンを使いました。
里芋もこちらにはないので、菊芋を使っています。
里芋もこちらにはないので、菊芋を使っています。
アーティーチョークは芯の部分を水煮にした瓶詰のものです。
慈姑とか百合根に似た食感のものはないかなと思って思い付いたのが
アーティーチョークの芯でした。
どうかなと疑心暗鬼でしたが、まるで本当のお節のメンバーのような顔をして
ちゃんとお重にも口の中にも収まってくれました。
お雑煮は、鶏肉、人参、菊芋、ほうれん草の澄まし仕立て。
柚子の皮の代わりに、ライムの皮を添えましたが
これがですね、お雑煮を食べて
「あー、日本にいるようだわ」と思っていたのに
ライムの香りを感じた瞬間、さっと別の国に飛んでしまう気分。
ああ、みかんの皮にしておけばよかったなと思ったのでありました。
マレに柚子の木を植えてみようかという思いにもなりました。
柚子は寒さにも強いようなので、いろいろ調べて実現したいな。
毎年二色卵を作っていたところを、伊達巻をつくることにしたのは
Brandade de morue ブランダッド・ド・モリュ (鱈のピューレ、ムースのようなもの)なるものが瓶詰で売られていて
これはパンなどに塗ってカナッペで食べたりするのですが
この味とふわっとした感じが「はんぺんだ!」と気が付いたのです。
植物油やレモン、牛乳などが加えられているので正確にははんぺんと同じではありませんが
これは、伊達巻を作ってみるしかないわ!と思えたのです。
こういうことに気が付いて、作ってみることの楽しさよ♪
たまたま普通サイズの巻きすと小さい巻きすを持っていたので
たまたま普通サイズの巻きすと小さい巻きすを持っていたので
両方を使って作ったら、まるで親子伊達巻のようになりました。
小さい伊達巻の方がうまくできました。
大きい方は、焼くときに少し焦げてしまいました。
でも、なかなか上手にできて、とてもおいしくできました。
来年は、ちょっと分量を調整してもっとおいしくしますよ。
二色卵は裏濾すのがなかなか大変なので
これからは伊達巻のお節が続くことになるでしょう。
お雑煮に入れたほうれん草は
こんなふうに一枚一枚葉っぱで売られていて、量り売りです。
すっかりこういうほうれん草に慣れてしまいましたが
日本からこちらに来てすぐの頃はびっくりしたものです。
これは、菊芋とちょっと情けない大根。
畑の大根は、播く時期が遅かったのでうまく大きくなりませんでした。
これも来年はうまくいくように調整しましょう。
お節作りで、いつも参考にしているのは昭和51年の「きょうの料理」です。
土井勝さんが活躍していた時代です。懐かしいでしょう。
玄関の飾りもクリスマスの後にお正月らしいものに変えました。
我が島のごぼうの花をドライにしたものや友人の島で見つけたほおずき
以前友人からもらったルナリア(合田草)のドライフラワー
それから、シダーローズも加えました。^^
紅白の毛糸と麻ひもで輪にしたものをつけて
マレや手仕事への願いを込めたものになりました。
本来は鶏ですが
マレの上空を冬の前に南下し、暖かくなると北上していく鶴たちのことに思いが行きます。
上手に風を捉え、力強く飛ぶ鶴。素晴らしいな。
今年も鶴や他の鳥たちとも仲良くできますように。
かくして
お節で今年も楽しいお正月になりました。
柚子のことや伊達巻のことなど
もう来年のお節のことを考え始めてるのもおかしいほどに楽しいのです。
今度はかまぼこも作ってみようかな。^^
「あたしも、鶏肉と人参、伊達巻のプチお節セットを食べましたよ。
今年もおいしい一年になりそうです♪」
U^I^U*
おいしいと思うことは健康につながるわね。^^
by echalotelle
| 2017-01-03 07:00
| 日常の特別