2017年 08月 30日
丸の芸術、丸い芸術、丸みの芸術
カテドラルのファサードを見上げながら
石を丸く細工するのは、なかなか大変なことだったろうなと思いました。
そう思ったら、次々に丸い部分が目に入ってきます。
細かい彫刻も施されていて、それぞれの円を見ては感心してしまいました。
現在ももちろん石工という職業が存在していて
こういった教会の彫刻の修理も専門の石工によって行われています。
日本には、宮大工という職業がありましたね。
突起のようにでているものは、ガルグィュ gargouille。
日本語では、ガーゴイルと呼んでいるかな。
雨樋にたまった雨水がここから落ちてきます。
いつも出入りする南側の入り口の上にも
円と丸の彫刻があります。
この入り口の右手には
こんもりとしたセイヨウハナズオウに木が植わっていて
まだ青々とした葉が美しく輝いていました。
鞘がたくさんついています。
中に入ると
内陣の上に吊るされているシャンデリアの丸みが目に入ります。
ステンドグラスにも、円が描かれていますね。
柱の足元は、何百年もの間にすりへって得られた丸みがあります。
シュヴェのステンドグラスに、ちょうど朝陽が当たって
とても美しく輝いていました。
そのステンドグラスの下の聖母子像に飾られた
胡蝶蘭やアナベルも穏やかな丸みを帯びています。
聖母子像の上の天井
ステンドグラスの大小さまざまな円
カテドラルの壁に沿って
たくさんの小さいシャペル(チャペル)と呼ばれる部分がありますが
その一つの天井
モダンなステンドグラス
雲を思わせる金の彫刻
柱の細工の一部
地下からの通気口
かつては、地下で炭を燃やしてここから暖気をカテドラル内に送っていた
という話を聞いたことがあります。
内陣の上には、大きなシャンデリアがひとつ
身廊の上には、高さのあるシャンデリアが2列で並んでいます。
薔薇窓も大きな円。
南側の出入り口を内側から見ると
青い空が見えました。
カテドラル内での禁止事項も
〇の中。
犬は連れては入れないので
かっちゃんは、街へ来るときはお留守番か外で待機です。
カテドラルは、大きな美術館、博物館でもあり
毎回訪れる度に新たな発見があります。
夏の野外コンサートの舞台の撤去も始まり
ヴァカンスシーズンが終わります。
ルドベキアの花芯もまんまるね。
by echalotelle
| 2017-08-30 23:58
| 日常の特別