2016年 11月 13日
11月13日
一年前にパリで同時多発テロ事件が起きたのが
11月13日だった。
その日以来、閉鎖されていたバタクラン劇場が
今月再開されるのにあたり、昨夜スティングのコンサートが行われた。
テレビの夜8時のニュースの後の小さな音楽番組で
スティングへのインタビューが流れていた。
指を鳴らしながら
「こうやって、ぱっと事態を変えられればいいけれど
それは無理なことなんだ。
少しずつ変えていくしかないから、僕はそれを音楽でやっていく」
そういうことを言っていた。
(2011年のニューヨークのコンサートでの演奏)
果てしなく様々な難しい問題が出てくるけれど
人間の脆さを補え合えるような方向に向かうよう、小さな努力をしていこう。
雨の静かな日曜日
7日に亡くなったレオナルド・コーエンの曲も地に沁みこんでいくようだ。
南仏で暮らし始めたときに住んでいた部屋に
初めてこのメロディが流れた日の落ち着いた空気は、
今でも忘れられない。
時が過ぎるとともに、いろんな人が去っていってしまったな。
こうやって、時代が変わっていくんだな。
晩年のレオナルド・コーエンの声も素晴らしい。
by echalotelle
| 2016-11-13 23:36
| 日常の特別